高橋玄洋脚本等作品データ集
高橋玄洋氏が昭和35年頃から約30年間にわたって書かれた脚本約2000本が、「高橋玄洋先生の台本・映像を保存する会」により製本され、平成22年7月、その半分が所沢市に寄贈され、同11月6日から所沢市立図書館所沢分館で公開されています。半分は郷里の尾道市に寄贈され、尾道市立大学付属図書館(高橋玄洋記念室)で公開されています。
高橋玄洋氏は早稲田大学在学中から劇作を北条秀司氏に師事し、昭和33年にNET(日本教育テレビ、現テレビ朝日)に入社しました。
昭和35年に「傷痕」で芸術祭奨励賞を受賞後、37年に独立し、作家活動に入りました。
主な作品として「子機」(芸術祭奨励賞)、「いのちある日を」(久保田万太郎賞)、「判決」(テレビ記者会奨励賞)、「朱鷺の墓」(日本放送作家協会賞)、「繭子ひとり」(芸術選賞文部大臣賞)、
「バラ色の人生」、「分水嶺」、「三男三女婿一匹」、「野々村病院物語」、「歳月」、「黒い雨」(プラハ国際TV祭特別賞)などがあります。
なお、昭和46年のNHK朝の連続ドラマ「繭子ひとり」(尾道市保存)は47年2月に55.2%を記録し、「視聴率の魔術師」ともいわれたほか、最盛期には年間100本ものドラマを書かれていました。
テレビドラマが始まり、最盛期を迎える時代に書かれたもので、脚本もドラマが終わると処分され、ビデオ録画機が高額だったため映像も残っていないものも多く、当時のドラマを知る上でも貴重な資料といえます。
これら寄贈された資料をもとに、雑誌や新聞の番組欄などを調べ、作品の情報を整理したものです。(2013年5月10日)
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所沢市立図書館所沢分館 高橋玄洋コーナー | 尾道市立大学付属図書館 高橋玄洋記念室 |
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- BS12トゥエルビで「裸の大将放浪記」(全30話)が
2023年6月16日(金)20時から21時50分まで2話連続(第3話と第4話)で放送されました。
玄洋先生の脚本によるものは第18話〜第20話になります。
18 尾道坂道春の雪(ロケ地:尾道市)
19 清とお化けと夏祭り(ロケ地:秩父市。共同脚本:高村美智子)
20 清の秩父路オニ退治(ロケ地:秩父市。共同脚本:高村美智子)
次回は7月14日(金)20時から放送予定です。
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2023年6月16日更新
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